啓新校長日誌

2021年5月 3日(月曜日)

真の覚悟があるのか?2021:05:03:18:01:11

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コロナ禍は県内で。

永平寺にて非日常を体験。

朝3時半起き。永平寺の法堂にて

早朝のお勤め体験に参加。

5時半より約50分

150人ほどの修行僧と共に読経。

ただ、ひたすら経を読む。

5月なのに法堂に入ったときは

さすがに寒かったが、

お経を読み始めると読むことに集中。

頭の中が徐々に無の状態に突入。

不思議と寒いとは感じなくなっていった。

久しぶりの無。

心が浄化されていくようでした。

終わった後はとてもスッキリし、

心がリフレッシュされました。

ところで5月というのに山は寒い。

ここで修業している僧は

ほとんどが二十歳前後の若者たち。

あどけない顔をしている修行僧。

寒い中、懸命に経を読む姿に感銘。

彼らは修行期間の間、

畳一畳で団体生活を過ごす。

無駄な言葉をしゃべらず、

食べるときも音を立てず

歩くときも音を立てず、全てが修業。

相当な覚悟がないと

これは続かないと感じます。

説明を聞けば、入門の歳には

永平寺の修業玄関である

山門にてかなりの時間、禅問答が行われ

その心意気が本物かどうかを試され、

覚悟が本物であると認められると

永平寺からの入山が許可されます。

山門の右側には

「家庭厳峻 不容陸老従真門入」、

左側には

「鎖鑰放閑 遮莫善財進一歩来」

という看板が掲げられています。

右看板の意味は

「どのような社会的地位のある人でも

仏を求める心が無ければ、

この門より入ることは許さない」、

左側看板の意味は

「そうであるが、山門は

鍵はかからず扉もない、

入り口は常に解き放れている、

善財童子のような道心があれば

いつでも、入ることができる」

つまり、「これより先は、

真の覚悟を持った者のみが修業できる」

ということを表しています。

真の覚悟はあるのか?

今一度自分の胸に問いました。

やろうとしていることに覚悟はあるのか、

覚悟がなければ何も為すことができない。

ちょっとした苦しいことや

辛いことがあっただけで諦めてしまう。

それは真にやりたかったことではない証。

心からやりたいことは、

何があってもやり抜く覚悟がある。

その覚悟が肉体を動かし、

困難を乗り越える原動力となる。

生きていれば困難には出会うもの。

その困難は

「今の自分を成長させてくれるもの」、

「今の自分に足りないもの」を

教えてくれる

「ありがたいもの」として捉え、

覚悟を持って挑むことが大切です。

私も常に自分の心に問いかけます。

「真の覚悟はあるのか?」

「真の覚悟を持って挑めば、

必ず道は拓かれる」

そう教えを受けた一時でした。

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