月曜日の校長講話で語ったこと。

「強歩大会を終えて」

競歩ではなく強歩。

人と競って歩くのではなく、

一歩一歩、強く踏みしめて、

自分の気持ちと共に歩くこと。

それが強歩大会。

皆さん、足腰の痛みはないですか？

先週金曜日には本年度初の学校行事、

強歩大会を実施しました。

二枚田幹線道路、国見岳越えの23キロ、

皆さんご苦労様でした。

天気は最高でしたが、

実際、歩いてみてどうでしたか？

割と楽だった、想像以上だった、

もう二度と歩きたくない、

様々な思いを持ったと思います。

私も、最後尾から歩きました。

山の空気を感じ、鳥のさえずりを聞き、

時には絶景に感動し、最後は足の痛みに

耐えながら歩き、なんとかゴール。

終わってみての一言。

「挑戦して良かった！」

歩いた人間にしか味わえない

達成感と充実感がありました。

それと、歩き終わった後のご褒美は、

PTAの皆さんが用意していただいた

「冷たーい、山盛りかき氷！」

人生で一番美味しいかき氷でした。

PTAの皆様、ありがとうございました。

さてこの23キロという強歩大会は

ほとんどの生徒が完歩しましたね。

途中でもう無理かも

と思った人も少なからずいたと思います。

しかし、歩ききることができた。

その要因は友達の励ましも

大きかったと思いますが、

最後は自分の歩ききるという心があり、

一歩一歩動いたからゴールに

たどり着けたということです。

一部ゴールにたどり着けなかった生徒も、

歩けるところまで頑張った自分がいる。

プラスの気持ちを持ってください。

歩けなかったことが、ダメではなく、

歩けるところまで挑戦した自分がいる、

それを忘れないでください。

限界かなと思っても、もう一歩進んだ。

その積み重ねがゴール。

これは人生を生きていく上で

貴重な体験をしたと思います。

人生も上り、下り、平坦な道があり、

その先に最終ゴールがある。

ただ、人生と強歩大会との違いは

ゴールはあるが皆違い、

いつゴールが訪れるかは、

神のみぞ知るということ。

だから、この一瞬を一秒、一分、

一時間、一日を大切に使うこと。

家族との時間、友達との時間、

勉強する時間、学校での時間、

部活の時間、一人の時間

時間とは人生、つまり命です。

命をもてあそんだり、

無駄にしたり、傷つけたり、

軽く扱う人はいませんよね。

みんな違う命の時間。

自分に与えられた可能性を拓く時間。

時間の重みを感じて、命を大切に生き、

強歩大会のゴールしたときのごとく、

達成感のある人生、充実した生活を

過ごしてください。

まずは小さな挑戦から、行動からです。

今週は、中間テストがありますね。

一つ一つ落ち着いて取り組むこと。

できないことをできるようにする。

それが挑戦！

逃げずに、取り組めば

必ず成長が待ってますよ。

強歩大会で頑張れた自分がいます。

自信を持って挑んでください。

応援していますよ！