2020年7月19日(日曜日)
75年前は焦土2020:07:19:08:55:40
焼け焦げた匂い、立ちこめる煙
まだくすぶる炎、呆然と立ちすくむ人、
75年前の福井市は焦土と化していました。
「1945年7月19日午後11時半過ぎ、
アメリカ軍B29戦略爆撃機130機が飛来。
福井市の夜空に閃光が走り、
照明弾により一瞬にして真昼の明るさに。
その後、空から雨あられのごとく、
約9500発の焼夷弾が投下された。
犠牲になった方は1500人を超えた」
と記録にある。私も戦争を知らない世代。
同じような話を他界した父や
叔母からよく話を聞いていた。
今となっては信じられない出来事。
何の罪もない民衆の命が奪われた。
戦争は誰も幸せにしない。
憎しみや悲しみだけが残る愚かな行為。
時の権力者達の判断が
大きな悲しみを作り出す。
今を生きる私たちも
過去の過ちを繰り返してはいけない。
第二次世界大戦や太平洋戦争も、
第一次世界大戦後の世界恐慌が
自国第一の保護主義化をよび、
世界大戦に発展したといっても
決して過言ではない。
今のコロナ禍においても
同じ状況になりつつある。
これからさらに悪化予測の経済、
自国第一主義を掲げる大国。
グローバルな流れを止めれば、
必ず軋轢が生まれる。
戦争だけは絶対に避けなければならない。
「平和は誰かが作り出してくれるもの」
ではなく、
「自ら平和を作り出し、守り抜くもの」
多くの犠牲の上に
今が成り立っていることを忘れず、
自分たちができることを
精一杯やっていく、
平和を継承していくことこそ、
我々の使命だと思う。
亡くなられた方々へ合掌。