今日の校長講話！

昨日は西武福井店に大仏師「松本明慶」

仏像彫刻展へ行ってきました。

仏像彫刻を見た感想は

「心が引かれる見事な美しさ！」

繊細な彫刻の美に魅了されました。

また、松本明慶氏本人から、

貴重なお話を聞くこともできました。

私なりの解釈を加えてお伝えします。

「鬼を磨いて魂となす。

魂を磨いて魅力となす。」

「人の心の中には彿と鬼が棲む」

という教えがあります。

「鬼」一文字では悪いイメージですが、

昔から家に屋根に魔除けとして

鬼瓦を置いたり、実はとても身近な

存在なのです。「仕事の鬼」

「勉強の鬼」「研究の鬼」というような、

あるひとつの事に一生懸命精魂を

傾ける人のたとえにも使われます。

「鬼」が「云う」と書いて

「魂」と読みます。魂とは

人の心の中に棲んでいるもので、

真実の自己を照らし出す、

鏡のようなものでもあります。

「鬼」と向き合うことで、

自分の心の奥底が見えてくるのです。

他人の見ていないところで

怠けていれば、自分の心の鬼は

それを知っているから、

決してごまかすことはできません。

私たちも一生懸命努力して、

心の鬼と日々向き合い、

自身の魂を磨いていけば、

未だ見ぬ自己の可能性が拓き、

それが自分の魅力となって輝き出します。

ということを教えていただきました。

「鬼」・「魂」・「魅」

全ての漢字には鬼が入っています。

自分の可能性を拓き、磨き、

「鬼に金棒」のごとく輝かせましょう！

松本明慶大仏師と記念撮影