啓新校長日誌

2020年8月30日(日曜日)

慣例・慣習を打ち破る!2020:08:30:10:10:57

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今月26日毎日新聞のコラムより。

「前例之無き事にて

頗(すこぶ)る重大なる事件」 。

文部省幹部が東北帝国大総長に宛てた

1913(大正2)年8月9日付の質問状が、

東北大史料館に保管されている。

前日から始まった入試で

女子が受験したことを知り、

送ったものだ。当時、帝大進学は

高等学校の男子に限られていた。

文部次官への回答は25日。大学側は

それまでに女子3人に合格通知を送り、

21日付官報で合格者を発表。

16日には全国紙が先んじて報じた。

監督官庁の横やりを既成事実でかわした

全ては元文部次官で初代総長の

沢柳政太郎が立てた方針に沿っていた。

高等学校だけでなく

各種専門学校の卒業生や

教員免許所有者にも門戸を開くべきだ

というもので、女子受け入れは

自然な流れだった。

日本初の女子大学生として

9月に入学したのは、

化学科の黒田チカ(29)と丹下ウメ(40)、

数学科の牧田らく(24)。

女性科学者の草分けを忘れまいと、

東北大は合格発表の8月21日を

「女子大生の日」として登録した。

「高等学校の優秀な若者を

東京帝大と京都帝大に奪われ、

後発の東北帝大は人材を

広く集める必要もあった」

と史料館の加藤諭・准教授は分析する。

とはいえ、沢柳の機転が

重い扉を開けたのは事実だ。

文部官僚時代は義務教育の充実、

帝大総長時代は研究力向上、

晩年は私学教育と、

国を支える若者の育成に生涯をささげた。

「随時随所楽しまざるなし」

という言葉を沢柳は好んだ。

慣習や前例に縛られていては

いい教育はできないよ、と教えられる。

これからの世の中は、

もっと女性が活躍できる環境を

整えていく必要がある。

男女平等の世の中といえども、

まだまだ男尊女卑の雰囲気は残っている。

アメリカ社会では人種差別問題

男女問わず、一人一人の能力が

発揮できる社会を作ることが

日本の発展につながる。

資源のない国だからこそ人材が命。

女性の力が発揮できる社会になれば、

今の倍の国力につながる。

価値観が大きく変わる時代。

人口減少に直面している日本。

差別で足踏みしている暇はない。

絶好のチャンスは今だ!
チャンスをものにするには

「随時随所楽しまざるなし」

(いつどんな時でも楽しみを

見出すことはできる)

を心に刻み挑戦すること。

苦しいときこそ、

大変な状況だからこそ、

楽しみを見出し、行動する。

それにつきると思う。

楽しみを見いだせる場所を

柔軟に臨機に作ることができるのが

私学教育。

変化が激しい時代だからこそ、

教育には柔軟さと速さ求められている。

柔軟・速さに対応できるのは
私学教育の強み。
私学の時代がこれから始まる。
それにしても帝大進学が、

男子のみであったことも驚きだ。

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