先日、買い物後のおつりの中に

珍しい１０円玉、

縁にギザギザが入った十円玉

通称「ギザ十」を発見。

ギザギザの入った１０円玉は、

昭和２６年から昭和３３年の

７年間だけ製造されました。

これは当時、１０円玉が

最高額の貨幣であった証と

偽造防止のために作られたそうです。

ちなみに今回手元に来たギザ十は

昭和２９年（１９５６年）製造。

昭和２９年にあった出来事は、

第五福竜丸の被爆事件、

怪獣映画ゴジラの封切り、

自衛隊法の公布、

マリリンモンロー初来日、

などがありました。

この十円玉はここから６７年という時を

長きにわたって見てきたと思うと、

歴史の重さをズッシリと感じます。

そのキザ十のギザギザを眺めていると

「変化の激しい時代は、

じっくり刻んで生きなさい」

そう語りかけてくれているようです。

物事をなしていくためには、

方向性を定めて、丁寧に、

確実に刻んでいく必要があります。

長続きする秘訣といっても

過言ではありませんね。

年末を控えて、絶妙なタイミング。

教えを有り難う、キザ十！

ただ、これからの時代は

電子マネーの普及とともに

こうしたギザ十との出会いは

残念ながら激減しそうですね。

そう思うと時代を振り返る

きっかけが少なくなり

ちょっと寂しい気持ちがします。

ただし、それも時代の流れ。

常に、前に、前に、前に、挑戦です！