全国でインフルでもなく、

コロナでもない風邪が流行中。

この原因はコロナ禍で

感染対策を徹底したことで、

免疫力が低下したことが原因と

新聞報道にありました。皮肉なもので、

感染対策を徹底すればするほど、

日頃からウィルスにさらされることで

免疫が獲得できたはずが、できなくなり、

逆に免疫力が低下しているとのこと。

そのため「何気ないウィルスにも

感染してしまうリスクが高まった」

ということになります。

最近の日本では除菌ということが

過剰に扱われている気がします。

そもそもウィルスや菌を

すべて排除することは不可能であり、

排除すれば人間もまた生きていくことが

できなくなります。

普段から多少のウィルスや菌と

接していかなければ、免疫力が低下し、

耐性の弱い生き物になっていきます。

このことは、最近の日本の教育にも

当てはまるような気がしてなりません。

リスクを過剰に避ける、

困難や苦労なども避ける。

辛いことや苦しいことは

させない。

やらない。

やらせない。

私たち大人が純粋培養に近い形で

育てているようにも感じます。

その年代に応じて、困難や苦労を体験し、

乗り越える力をつけていかなければ、

何でもないことに対応できなくなったり

将来、大きな困難とぶつかった時に

突破することが不可能になります。

もちろんそのために「昭和のように

理不尽なことをやりなさい」

といっているわけではありません。

子供達が困難や苦労とぶつかった時に

我々大人がどのように関わるのか、

乗り越えさせ方にも

工夫が求められる時代です。

困難や苦労を遠ざけず、取り除かず、

子供達が成功や失敗など

多くの経験を積み、そこから学び、

困難や苦労に立ち向かえるだけの

強い人間に育てていきたいですね。

ちなみに免疫力を上げるためには、

適度な運動、バランスの良い食事、

良質な睡眠がまずは大切ですよ。