今日は9月9日、重陽の節句！

この節句は五節句の一つで

平安時代の初めに中国から伝わった

とされています。詳しく調べてみると、

古来中国では、奇数の日は縁起のよい

「陽の日」とされ、3月3日や7月7日など、

奇数が重なる日を祝い節句としました。

そして、中でも一番大きい陽の数である

「9」が重なる9月9日を

「重陽（ちょうよう）」と呼び、

五節句の1つとして親しまれる行事に

発展していったようです。

また、重陽の節句はちょうど旧暦で

菊の花が咲く季節であることから

菊の節句ともいわれています。

古来中国には、

菊の花からしたたる露が川に落ち、

その川の水を飲んだ者が

長寿になったという「菊水伝説」が

あるそうです。

薬効の植物とされてきた菊が、

平安時代に日本にも語り継がれ、

今でも不老長寿を願い

邪気を払う花として定着している

という記載もありました。

現代では五節句の中で

一番知られていない重陽の節句。

今一度見直してみるのもいいですね。

なんといっても一番縁起のよい数字が

並ぶ日ですから、菊を飾り、

ちょっと美味しい味を楽しみたいですね。