2019年7月 2日(火曜日)
審美眼を学びに北大路魯山人展へ!2019:07:02:07:28:38
美食家でも名を馳せた北大路魯山人。
美味しんぼの海原雄山の
モデルとしても有名です。
福井市美術館に
彼の作品展を見に行ってきました。
全く陶器の知識はありませんが、
いいもの、一流と言われるモノを
見てみたい一心で市の美術館へ。
感想を一言で伝えるなら、
「魯山人は深かった」です。
ただ見る前には、魯山人について
事前知識があれば
より深く感じることができます。
ちなみに私はこの本で
より深く魯山人を知ることができました。
とってもわかりやすく、
料理の本質を学べる本だと思います。
なぜ器が大切なのか?
その答えは魯山人の言葉
「食器は料理の着物である」にあります。
どんな器を使うかでは、
料理の引き立ち方が違う。
全ては「美とは何か」の追求にあります。
美しさをとことん追求した魯山人。
器と料理の調和から美が生まれます。
ちなみに魯山人の料理大原則は二つ。
・食材は本物で新鮮で、
食材自身がおいしいものであること。
・調理は食材の味を引き出すためのモノ。
食材を損なうのは勿論、
いじり回してはいけない。
至ってシンプルですが、
これが一番難しいことですね。
皆さんも、よかったら魯山人展に
行ってみてはどうですか?
それと意外にも、福井の鯖江の地が
彼の人生を変えるターニングポイントに
なっていたことも驚きでした。
「縁や出会い」とは不思議なモノですね。
福井市美術館で7月7日の七夕まで開催。