６月１６日の校長講話で話した内容です。

今日は、薬物乱用の問題について。

昨日の産経新聞に、

天理大学ラグビー部の学生２名が

大麻使用で逮捕されたという記事が

掲載されました。ラグビーは

「紳士のスポーツ」と呼ばれる競技です。

その中で薬物に手を出してしまったのは、

とても残念な出来事です。

そして、これは天理大学に

限った話ではありません。

近年では、日大アメフト部、

近畿大学サッカー部、

東海大学硬式野球部、

朝日大学ラグビー部など、

多くの大学で同様の事件が起きています。

薬物に関わった学生本人はもちろん、

真面目に努力していた仲間たち、

そして大学全体の信頼までもが

大きく傷ついています。

特に運動部では、一人の不祥事によって

部が活動停止になったり、

対外試合が中止になったりします。

一生懸命に練習してきた

仲間たちの努力が無駄になる。

そして、大学の名前も報道で繰り返され、

多くの無関係な学生にも

悪影響が及ぶのです。

薬物は、自分ひとりの

問題ではありません。

大切な仲間や学校、家族、

そして未来までも壊してしまいます。

「一度くらいなら」という甘い考えは、

取り返しのつかない結果を生むのです。

皆さんには、正しい判断力と、

自分の未来を守る強さを

持ってほしいと思います。

薬物は絶対にダメです！