2017年12月30日(土曜日)
正月準備2017:12:30:11:15:30
今年もあと2日ですね。
お正月の準備を進んでいますか?
ところで皆さんは、
お正月は何のためにあるのか、
門松やおせち料理の意味は、
知っていますか?
生まれたときからやっているから、
慣例、習慣のようにやっているから、
そんな感じではないですか?
人は意外と意味や目的を知らずに
やっていることは多いと思います。
特に伝統行事などは、
その意味や目的は継承されず、
形だけが継承されていくことが
多いように思います。
せっかくお正月を迎えますから、
その意味や目的を調べてみましょう。
そもそもお正月の準備とは、
「神さま」を迎え入れるためのもの。
「神さま」は「年神さま」とも言われ、
一年に一度各家にやってきます。
お正月とは、
新しい年の初めに、
年神様を各家庭でお迎えし、
新年の五穀豊穣や家内安全、
無病息災を願うという意味があります。
門松は、
「年神さまの居場所を祭ってありますよ」
という目印として置いてあるもの。
鏡餅は、
家に入ってきた「年神さま」が宿る場所。
神社には丸い鏡が祭られていますよね。
鏡は「神さま」の宿る場所であり、
これを模したのが鏡餅。
二つ重ねるのは、
円満に年を重ねるという意味。
また、「お年玉」は「お年魂」
一年を力強く生きていくたに必要な力の源、
つまり「魂」
供えた鏡餅を、鏡開きの日に皆で食べることで、
そこに宿った力を分けていただくとともに、
一年間の健康と幸せを願います。
上にのせる橙は
「家が代々繁栄しますように」との願い、
裏白は対になっているので夫婦円満、
裏白の葉は裏が白いため、
「清廉潔白」を意味します。
他にも飾り付けの意味があります。
おせちにもそれぞれの意味がある食材ばかり。
ぜひ、これを機会に調べてみてください。
そして、それを受け継ぎ、
次世代に伝えていってください。
意味や目的を知ると、ものの価値や
受け継いできた人の思いがわかり、
ありがたみも感じる事ができますから。
意味や目的を知るって大事なことです。
何も考えず、知りもせずに、
ただやるだけにはならないようにしましょう。