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2017年7月23日(日曜日)

負けから学ぶ!2017:07:23:11:37:00

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昨日の戦いから一夜明けて思うこと。

接戦では一つのミスが大きく勝敗を分ける。

特に守りは大切。

攻撃を10割にすることは不可能ですが、

守備力を10割にすることは可能。

野球であれソフトボールであれ、

好投手をそう簡単に打ち崩すことはできないもの。

接戦になればなるほど、確実性が求められる。

その確実性を身につけるのは基礎・基本。

基礎・基本の重要性について、

先日NHKのニュース内で

大相撲歴代最多勝利を成し遂げた

最強横綱白鵬が紹介されていました。

1048勝を支えた努力

白鵬は、横綱に昇進してからも、

相撲の基本とされるしこやすり足、

てっぽうに愚直なまでに打ち込むことで、

圧倒的な強さを維持し、

歴代1位の1048勝を成し遂げました。

白鵬は稽古場で同じことを毎日のように繰り返しています。

今場所も、番付発表のすぐあとに稽古場に取材に行くと、

土俵に入る前にしこ、すり足、てっぽうという

相撲の基本中の基本を1時間かけて行っていました。

場所中でも毎朝、ほぼ同じ時間に稽古場に姿を見せ、

黙々としこやすり足、てっぽうを

汗びっしょりになるまで繰り返します。

角界を広く見渡しても白鵬ほど基本を重視し、

取り組んでいる力士はほとんど見当たりません。

白鵬は「同じことだから飽きる。

見ていても全くおもしろくないし、

意味があるのかとも考えてしまう」

と正直な気持ちも口にしながら、

「やらないと勝てないというのが体にしみ込んでいる。

やり続けないと結果は出ない」

と基本動作の大切さを話しました。

相撲界には「3年先の稽古」という教訓もあるように、

稽古の成果はすぐに現れるものではなく、

日々の稽古をしっかり積み重ねる重要性を説いています。

近代的なトレーニングも定着し、

ふだんの稽古よりも重視する風潮もある中、

愚直に相撲の基本に取り組み続けてきた白鵬が

歴代1位の1048勝を成し遂げたことは、

相撲の長い歴史の中で確立された

基本の重要性を改めて示す結果と言えます。

最強の大横綱にしてこの徹底ぶり。

改めて基礎・基本の重要性が理解できますね。

ただ、白鵬の強さの秘訣はそれだけではありません。

白鵬の相撲を追求する姿勢はそれだけにとどまりません。

「相撲の神様」と呼ばれた双葉山や優勝32回の大鵬、

そして千代の富士といった

往年の大横綱の映像を取り寄せ、

繰り返し見て研究してきました。

中でも自身が届かなかった

69連勝の記録を持つ双葉山には強く影響を受け、

土俵入りの所作や立ち合いなど

みずからの動きに取り入れています。

さらに、場所中にはみずからの取組の研究も行います。

今場所中日に注目を集めた宇良との初対戦のあと、

白鵬は取組の映像を

およそ20回にわたって見返したということです。

みずからの動きや反応を映像で細かくチェックし、

体の状態を把握したうえで

翌日の取組の準備に取りかかります。

毎日の土俵入りの際には

土俵の固さや滑りやすさを足の感触で確かめ、

その日の土俵の状態に気を配る徹底ぶりです。

横綱・北勝海の八角理事長は

「周りはスムーズにここまで来たと見ているだろうが、

本人の努力があってこその記録だ」と、

記録を生んだ白鵬の努力をたたえました。

相撲界の第一人者となってなお努力を続け、

相撲に取り組む白鵬の真摯(しんし)な姿勢こそが、

大記録達成の大きな要因と言えます。

最強横綱白鵬から学ぶことは多いですね。

単純で、おもしろくもなんともない基礎・基本の反復。

貪欲に相撲を追究する研究心

次に向けての万全な準備。

そしてなによりも大事な、

相撲に対しての真摯な姿勢

ココに強さの秘訣が全て詰まってます。

人は負けの中から多くを学びます。

負けたことが人を強くしていくともいいます。

ただ、なぜ負けたのかを自分なりに

納得するまで振り返りをしておかないと

同じ事が繰り返されます。

この負けを次への勝利につなげるために、

最強の横綱白鵬から学び、

力強い新たな一歩を踏み出して欲しいですね。

「次へはすでに始まっている。

立ち止まっている時間はない。

大切なことは常にシンプルなこと。

それを理解し、実行あるのみ。

その先に必ず勝利がある。」

来年は必ず聖地へ、啓新高校!