ハローワークの「就職ガイダンス」に参加しました

2020.07.13

 うっとうしい梅雨空が続きます。今年の梅雨は雨が多く、九州各県や岐阜県などで大変な豪雨被害が出ています。流された橋や寸断された道路、大量の泥が流れ込んだ家を前にして、たくさんの方が暗澹とした思いでいらっしゃることと思います。命を亡くされた方も大勢いらっしゃいます。心からお見舞い申し上げます。

 さて、今年は「サマー求人企業説明会」がwebでの開催となったり、企業への応募書類提出や選考開始の日が1ヶ月遅くなったりなど、高校生の就職活動も新型コロナウイルス流行の影響を大きく受けています。こうした中、7月10日に来年春の就職を目指している3名の生徒がハローワーク福井に行き、「就職ガイダンス」を受けました。

CIMG2425.JPG「会社は学歴や成績を採用するのではなく人を採用するのです。」という講師の方のお話に熱心に耳を傾けます。

 

 講師の方から就職試験で必ずあるのは面接。面接では第一印象が大切。そのために最高の笑顔とマナーを身につけましょうと教えていただきました。大切なことはわかっていても、普段仏頂面をしていて、緊張する場で自然な笑顔を出そうとしてもなかなか難しいものです。やはり日頃から、表情や立ち居振る舞いを意識することが大事です。

 お辞儀の練習もしました。かかとをつけ体が不安定にならないようつま先を開き、背筋を伸ばして、場面に応じ15度、30度、45度のお辞儀を使い分けます。講師の方の号令に合わせて繰り返し練習しました。

CIMG2430.JPG何度も練習してだんだん美しいお辞儀ができるようになりました。手の位置も大切です。

 模擬面接では細かな作法を教えていただきました。お辞儀をしながら「お願いします」と言ってしまったり、ドアを閉めるときに面接官にお尻を向けてしまったりと、まだまだ練習が必要です。

CIMG2435.JPG椅子に座るときや立ち上がるときに気をつけることも教えていただきました。

 

 特にこれから練習が必要だと思ったことは、質問されたことに具体的に答える説明力です。面接で一番よく聞かれるのは「高校生活で一番頑張ったことは何ですか?」という質問だそうです。特別な活動や経験をしてこなかった人には答えにくい質問です。3人の生徒たちも、「君の頑張ったことは何かな?」と尋ねられてすぐに答えられませんでした。

 講師の方からは、「接客のアルバイトをして相手の立場に立って考えたり行動したりすることの大切さを学びました、というように誰でも何か取り組んできて学んだことや得たことがあるはずです。それを具体的に答えられるようにしましょう。」とアドバイスをいただきました。この質問に限らず、自分の思いや経験を相手に伝わるように、相手が納得するように説明する力を身につけていかなくてはなりません。これから意識して練習しないといけない大きな課題です。

CIMG2434.JPG求人票の見方も教えていただきました。これからの企業選びでは、求人票を見ていろいろな情報を得る必要があります。

 講師の方から

○高卒の求人はほとんどが正社員なので、君たちはプラチナチケットをもっているようなもの。この有利な条件を生かそう。

○内定をもらえない生徒はほとんど途中で就職活動をあきらめた人。一度や二度内定をもらえなくても絶対あきらめずに就職活動を続けよう。

と、生徒たちは励ましの言葉をたくさんいただきました。

昨年度は就職希望者9名が全員希望する会社に入社することが出来ました。今年もぜひ全員の希望がかなうよう応援していきたいと思います。