週初めは校長講話からスタート。

今日のテーマは「砂上の楼閣」。

この言葉の意味は、

基礎がしっかりしていないために

崩れやすい物事のたとえ。

実現または永続不可能な物事のたとえ。

砂の上の建物はしっかりしていない、

まずは土台・基礎をしっかりとやれ、

という意味にも受け取ることもできます。

今月より新しい本館を建築するための

工事がスタートしました。

建物を作る上で最も重要で

最も長く時間がかかる工程は、

地ならしと基礎工事です。

土地にある不要なものを取り除き、

盤石の基礎を作る工程に時間をかけます。

丁度、渡り廊下が全て無くなりましたね。

しっかりとした整地がなされなければ、

強固な基礎を築くことはできません。

整地された上に、地震にも耐えられる

強い基礎を作っていきます。

ここでの手抜きは一切できません。

ここで少しでも手抜きすれば、

必ず崩れていきます。

これは皆さんにも言えること。

今、学校で学んでいることは、

全て基礎・基本の部分。

基礎・基本を作ることには

時間がかかります。

地道な時間でもあります。

しかし、腰を据えて

基礎・基本を身につければ、

応用力へと発展していきます。

これを総じて実力と言います。

実力は今後君たちに起こりうる問題を

解決してくれる力でもあります。

目標に向かって挑戦していけば

必ず難題に向き合うことになります。

そのときに役立つのが問題解決力。

社会で活躍している人は

この問題解決力のレベルが高い人。

ただ、人はどうしても見えている部分、

華やかな部分に目を奪われがちですが、

まず第一に重要なことは

見えにくい部分を大切にすること。

それが基礎・基本です。

長く活躍できている人は、

強い基礎・基本を作ってきた人。

皆さんも、目標を達成するために、

そして充実した人生を歩むためにも

日々の学んでいる基礎・基本を

大事にしてください。

未来は今の取り組みの結果ですよ！