トピックス

トピックス

Topics

2020年2月24日(月曜日)

箏で何を学んだのか?2020:02:24:10:47:59

  •  
  • 友だち追加数

昨日の感動の余韻に浸っている今日。

そんな中、ふと考えた。

「日本音楽部の3年生は、

箏を通して何を学んだのか?」

私なりに感じた三つのこと。

まずは「何事も自分次第で未来は拓く」

自分の弾き方次第で音は変わる。

美しい音にもなれば

聞き苦しい音にもなる。

全ては自分の弾き方次第。

これは自分の人生にも当てはまる。

今までの人生も自分が奏でてきた。

そしてこれからの人生も

全て自分の奏で方で変わっていく。

たとえ今は美しく弾けなくても

自分次第で美しい音は作り出せる。

信じてやれるか否か。

それを身をもって体験した3年間。

次に「一念岩をも通す努力」

3年前、何も知らずに入部した生徒達。

もちろん箏の経験も全くなし。

「箏」そのものを知らない。

そんな状態からの出発。

先輩達と共に歩み、

全国大会に向けて挑戦した日々。

特に二年生の時、

先輩達と挑んだ予選は惜しくも銀賞。

その銀賞が相当悔しくて、

無我夢中で取り組んだ一年。

朝・昼休み、放課後、休日と

練習場所である和式礼法室からは

音が途切れることはなかった。

やらされる練習ではなく、

生徒自らが目標に向かって

主体的に取り組む練習は

可能性を大きく伸ばす。

昨年の全国大会予選前には

想定外のトラブルもありながらも、

それを乗り越えたことで、

部員のギアが上がり、

大会では見事に金賞受賞!

全国大会出場を決めた。

これぞ可能性の挑戦。

部員の思いが結集した結果、

大きな未来が拓かれた。

人生には必ず幾度か

「ここぞ」という時が訪れる。

そこに全力で打ち込めるかどうか?

その経験ができたことは大きな財産。

最後は「調和」

一人で奏でる音より二人、

二人で奏でる音より三人。

一人で奏でる音も素晴らしいが

複数で奏でる音は、

深さや広がり、美しさが

全く違う世界を作る出す。

人間に置き換えれば、

一人ができるコトには

どうしても限界がある。

しかし、志を同じくする人間や

価値観の違う人たちと調和することで、

その限界は限界ではなくなる。

いかに周りと調和していくか、

このことは妥協とは全く異質なモノ。

自分の音をあくまでも大切に、

そして磨きをかけていくのが必須。

その上で、どれだけ周りと

調和していけるかで生き方、

人生の充実度は飛躍的に高まる。

「自分次第・一念岩をも通す・調和」

これからの予測不能な世の中を

力強く歩んでいく上で

とても大切な事を

箏を通して学んだと思う。

昨日の余韻に浸りながら

そんなことを感じた。

IMG_2578[1].JPG