昨日は男子ソフトボール部の

快挙に湧いた一日でしたが、

それ以上にうれしいことがありました。

それは、お祝いとお礼のメール。

男子ソフトボール部が

滞在していた旅館の方々から

とても有り難いお祝いとお礼のメールが

学校宛てに送られてきました。

なぜお祝いだけでなく、お礼もなのか？

全文ご紹介します。

3月24日から啓新高校

男子ソフトボール部様にご宿泊頂いた、

和歌山県の宿泊施設

「紀伊見温泉　紀伊見荘」と申します。

全国高校選抜ソフトボール

2021の優勝おめでとうございます。

従業員一同心よりお祝い申し上げます。

また、当館にご滞在中、

皆様本当に礼儀正しく、

従業員や一般のお客様へのあいさつや

食事の配膳の手助け、

ご宿泊のお部屋をきれいに

使っていただいていたこと等、

大変嬉しく思っております。

準決勝、決勝は当館を

ご出発後になってしまいましたので、

啓新高校様のホームページに

お祝いとお礼の言葉を送らせて頂きます。

皆様のこれからの

ご活躍をお祈りいたします。

紀伊見荘　従業員一同

このメールを読んで涙が出るくらい感動。

実際、うれしくて泣きました。

挨拶、お手伝い、清掃。

どれも当たり前のことですね。

その当たり前の事を、

時と場所と目的を考えて

誰よりも当たり前に

行動した男子ソフトボール部員達。

当たり前の事を当たり前にできると

周りをも幸せにしていきます。

結果、自分も幸せになれる。

理解していてもなかなかできないこと。

日本一より価値ある成果です。

これぞ主体性のある人間の行動。

そんな生徒を育成することが目的。

日本一になることが目的ではなく、

ソフトボールという競技を通して

人を育てていくのが目的です。

それが人生を生き抜く力になります。

今回は人間性も成長し、

そして日本一になった部員達こそ

真の勝利者と呼ぶにふさわしいです。

ただ、彼らも完全ではありません。

人間であるからこそ、

これからも自分の弱さや失敗と

戦っていかなければなりません。

そのために我々指導者がいる。

教育の目的は常に人を育てること。

大人にしていくこと。

指導者として忘れてはならない

大切な心がけですね。