全豪オープンを制した

大坂選手の礼儀正しさについて

福井新聞のコラムに

つぎのようなエピソードが

掲載されていました。

「女子テニス、

全豪オープンを制した喜びを

しばらくかみしめた後、

大坂選手は

ネットへと歩み出した。

そしてクビトバ選手に

軽く一例をした。

会釈と云うより

お辞儀に近かった。

普通は握手や抱擁だけ。

頭を下げる選手は珍しい。

日本人的だ。

そう言ってもいい所作は

謙虚さの表れで有り、

大坂選手の魅力。」

大坂選手本人が、

どのような思い出頭を下げたかは

本人しか知り得ないことだが、

見ている方としては

とても清々しい気持ちになる。

相手に対しての尊敬。

試合は相手がいて初めて成立する。

何よりも戦った相手への

敬愛の気持ちがなければ、

試合は成立しない。

恨みや妬みでは見ている人の心を

感動させるようなプレーは生まれない。

終わった後にどう行動するかが

人の本性ともいわれる。

勝って横柄になるのか？、

勝っても変わらず謙虚でいるのか、

負けて腐っているのか、

負けても前向きでいるのか？

どんな結果で終わろうとも

他人に対して、自分に対して

常に礼儀を忘れず、

謙虚でありたいですね。

今日は建国記念の日。

日本人の礼儀正しさは、

世界に誇れるものでしたが、

近年はそれが崩れつつあります。

「自分さえ良ければいい」

個人の理屈・理由が優先され、

社会の一員である自覚が

欠落してきているように感じます。

平成最後の建国記念の日。

社会の変化が激しい今だからこそ、

不変的な価値を見直す時期。

礼儀・礼節は人間関係の肝ですから。